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アフリカ

2011年7月27日 (水)

東アフリカ 干ばつ危機

 モガディシオの避難民キャンプで食事配給を待つ子供たちの瞳が哀しみの光をまとっている。

 新聞紙上から、渇いた風と熱い大地の熱が伝わる。

 ソマリアを含む東アフリカ一帯が過去60年の最悪の干ばつに見舞われ、1200万人以上が支援を必要としていると、記事にある。

 また、ソマリア南部は暫定政府と対立する武力勢力が実効支配し、救援物資が届かないそうだ。

 干ばつは、自然災害だが、政治の駆け引きが、さらなる被害を生む。

 わずかな数の大人の論理が多くの子供たちを飢えさせる不条理。

 子供たちの耳に届けられるのは、銃声の響きばかりなのか。

 生まれ落ちる土地の悲劇を前に、子供たちは、純真なまなざしで、おなかいっぱいになる幸せを夢見ている。

 この子供たちの姿が、日本の子供たちに重なって見える。

 人間の尊厳を、どのように育んでいけば良いのだろうか。

 答えを探して、「今」を見つめる。

 

 

2010年11月21日 (日)

マラウイの年金制度

アフリカのマラウイで、公的年金制度を創設する法案に国民が反発しているという。

問題は、年金受け取りの年齢設定。

女性が55歳、男性が60歳である。日本人にとっては、なんの違和感も持たない数字だが、アフリカでも、最貧国であるマラウイの平均寿命は、53歳である。
貧困やエイズによって、弾き出される平均寿命。

国民の怒りは最もである、と同時に、年金受け取りの年齢に一瞬でも、なんの疑問も感じなかった自分の日本人としての感覚を深く恥じた。
国会は耳を疑う失言が相次ぎ、日本の公的年金制度も、確かなものではない。


国に所属して生きるということと、そこから如何に離れて、自己の魂を成長させうる人生を送るか、深く考えさせられる。

2010年9月20日 (月)

ミシェル・レリス『幻のアフリカ』

 本屋でインスピレーションを感じて購入した、ミシェル・レリス『幻のアフリカ』。

 平凡社ライブラリーから、7月に上梓されたばかりの文庫本である。

 これが、厚さ、5センチ程あり、文庫とは思えない重さで、思わず、枕にできそう(笑)

 存在感と、パラパラめくったときのフレーズのきらめきが、引力となって、手に入れた。

 本と出会うときの喜び! 未知なる世界がこれから開かれていく期待感でいっぱいになる。

 内容は、レリスが、ダカール=ジブチ、アフリカ横断調査団の参加した際の、公的記録だ。

 客観的記録だけでなく、夢の断片や、性的告白、創作などが挟み込まれた、謎めいた「民族誌」である。

 どんなアフリカが見えてくるのか。

 

 

2010年6月18日 (金)

どうして アフリカ?

 先日、アフリカン・フェスタ2010の、アフリカ子どもの本プロジェクトのブースで、さくまゆみこ先生のノンフィクションエッセイを購入した。

 『どうしてアフリカ? どうして図書館?』さくまゆみこ著(あかね書房)を読むと、帯に書かれてあるように、「行ってみなければ本当のことはわからない!」、実体験から得られる、アフリカという国の多様な一面が、垣間見られ、エンザロ村に図書館ができるプロセスが、生き生きと描かれている。

 あとがきに、「どうして図書館なの?」と、アフリカにNGOとして関わるなら、食糧や医療の援助を、と思う方たちから質問されるという。さくま先生は、こう書かれている。

 「たしかに生きていくためには食糧や医療の援助が必要です。でも、生物的に生きるだけではなく人間として生きるためには、物語や本も必要だと私は思っています。識字のためでだけではなく、世界を広げるためにも。」

 そう、世界を広げ、精神を豊かに育み、より人間らしく生きるために、本は大切な役割をになっているのだ。

 「どうして アフリカ?」という質問。私自身の心へも問いかけてみる。

 きっと、それは、「行ってみなければ、本当のことはわからない!」のだろう!

 

 瞳を閉じると、赤土の大地が見える、

 行こう! アフリカ!

 

2010年6月13日 (日)

アフリカン・フェスタ2010

 梅雨の晴れ間、横浜赤レンガ倉庫イベント広場で、昨日から開催されているアフリカン・フェスタ2010に行って来ました。

 活動の趣旨に賛同して、会員参加している、アフリカ子供の本プロジェクトの「アフリカを読む、知る、楽しむ子どもの本」のコーナーを訪れ、代表のさくまゆみこ先生にお会いでき、感動しました!そして、さくま先生はもちろんのこと、参加されているメンバーの方々、おひとりおひとりの、朗らかな明るい笑顔がなんともさわやかで、うれしくなりました。手作りの美味しいおにぎりまでいただき…、とても温かな気持ちになり、活動を大きく広げていくために、私自身も頑張っていこうと思いました。会員の方々の笑顔と、アフリカの子供たちの笑顔は、つながっているのでしょうね。

 会場はたくさんの国の人が入り混じり、にぎわっていて、とてもエネルギッシュなパワーを感じました。アフリカ、といっても、知らないことが山ほどあること。学んでいこうと思います。

 娘が初めて描いたアフリカの絵は、カラフルな洋服を着た人たちが、にこにこと笑っていて、大地に根差した大樹が、緑の葉を茂らせ、生き生きとしていました。希望が満ち溢れてくるような絵を、見つめながら、あの土地を踏む自分を思い描いていました。

 アフリカの、風と、匂い。未来の自分のかけらを、見つけたような、1日でした。

 娘は、ウガンダのお店で、私はベナンのお店で、それぞれネックレスを一つ買い、仲良く身につけて帰りました。

<a href="http://kamiizumikaoru.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2010/06/13/016.jpg" class="mb"><img alt="016" title="016" src="http://kamiizumikaoru.cocolog-nifty.com/blog/images/2010/06/13/016.jpg" width="300" height="225" border="0"  /></a>

 

2010年5月 6日 (木)

JOICFP(ジョイセフ)

 真っ赤なパッケージのガーナミルクチョコレート。箱の裏側にJOICFP(ジョイセフ)という活動について書かれてある。

 ─世界中のお母さんを笑顔にする「命を救う足」再生自転車をガーナへ寄贈─

 途上国で診療所のない村が多数あり、妊娠や出産の際、移動手段がなく、大変な思いをするお母さんがたくさんいるという。ロッテでは、(財)ジョイセフのホワイトリボン運動を支援し、ガーナミルクの売り上げの一部から、再生自転車をガーナ共和国へ贈っているいるそうだ。

 自転車に二人乗りしている写真は、ガーナのお母さんだろうか。

 新しい命を乗せて、赤土の大地を駆け抜けるのか。

 一口頬張る、甘いチョコレートが見せる、はるかな大地の映像。

 乾いた風。

 そこに立つ日は近いだろうか。

 

☆ジョイセフについてはこちらから☆

http://joicfp.or.jp/m/

2010年5月 5日 (水)

学ぶことの 風

 今朝の朝日新聞、声の欄、高校生の記事に目がとまった。

 チョコレートの原産地である、アフリカ・ガーナでは、高さ5メートル以上の木に登ってカカオを収穫する危険な仕事は、主に子供の仕事だが、わずかなお金しかもらえない。

 カカオが商品になって届くまでに、多くの企業が関わっているからだという。

 そこで、先進国の消費者が途上国の生産品を適正価格で購入する「フェアトレード」(公正貿易)運動を、「現代社会」で学び、一個100円ではなく、250円のチョコレートを選ぶことで、ガーナの子供たちが救われるなら、高くても、買いたいと結ばれていた。

 素直な声が伝わってきた。

 学び、知ることで、心に風が吹く。

 一粒のチョコレートを口に運ぶ時、不意に脳裏に浮かぶ、ガーナの子供たちの姿。

 ひとつひとつの物が、今ここに在るためには、多くの人間の力が存在すること、「想像力」を開き続けることが、学ぶことの本質ではないか。

 今の自分にできること。ひとつのチョコレートに思いをはせること。決して、「生」に鈍感にならないこと。

 小さなお財布から、お金を出せることそのものが、ガーナの子供たちには叶わないことだろう。

 何が幸福か、見えにくい時代。

 今ここに生きて、何を思い、何を目指して、日々を過ごしていくのか。

 この記事をしたためた16歳の未来、そのまなざしが何をつかむのか、見てみたい。

 

2010年2月16日 (火)

アフリカ子どもの本プロジェクト

 昨年12月に朝日新聞の記事で知った「アフリカ子どもの本プロジェクト」の会員になりました。

翻訳家のさくまゆみこさんが主宰となって活動しているプロジェクトです。

「エンザロ村のかまど」(福音館書店)という絵本の出版をきっかけに、東アフリカのケニアの村に図書館をつくる活動、また、現地の様子を知らせる「アフリカを読む、知る、楽しむ子どもの本」展を国内各地で開催しているようです。

さくまさんによると、アフリカ、というと飢餓や内戦という印象が強いが、「語りの文化」が成熟しているという、文化の豊かさを持つ一面もあるといいます。

遠い国の未知なる風を感じたい。

どんな未来が開かれていくのか、楽しみです。

詳しくは下記から。

http://www.hananotane.com