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スポーツ

2011年6月22日 (水)

体の声を聞く

 「体」の声を聞く時間の大切さを知る。

 存在の根っこから届いてくる声を聞くこと。耳を澄ますこと。

 今日、「ボディクリエイト」、という体の歪みを矯正するプログラムに参加した。人間は、知らず知らず、その人それぞれの生活習慣に沿って、体の歪みが生じてくるそうだ。

 パソコンや、携帯電話を頻繁に使う現代人は、おのずと前かがみの姿勢になり、本来まっすぐ伸びる背筋が歪みやすくなるという。

 自らの体の歪みを知ることは、精神の在り方にも訴えかける。

 体と心のバランスに意識を向け、大地にまっすぐ立つ。

 すると、世界を凛と見つめる自分が蘇ってくる。

 自然にあること、無理のない自分を取り戻すことができる。

 柔らかな解放感に包まれて、体も心もリラックスできた。

 

 太陽の日差しが、まぶしい。

 

 

 

2011年3月27日 (日)

希望の聲、選手宣誓

  
   青空に澄んだ聲が響きわたる。
 
   希望の聲が。
  
 
 第83回、選抜高校野球大会、創志学園、野山主将の選手宣誓をお聞きになりましたか。
 
 素晴らしい聲、希望に満ちた選手宣誓でした。
 清々しく、凛とした聲、まなざしを見つめていたら、
 
 「日本は、大丈夫」と、勇気づけられました。
 
 ありがとう! 野山主将!
 
 「がんばろう! 日本」
 
 
 

2010年9月 9日 (木)

イチローのことば

 「過去の仕事を懐かしまない」

 新しい記録を生みだし続けているイチローのことば。

 

 振り返っても道はない。

 走り続ける、未来にしか、己の進化を遂げる道はない、ということだ。

 振り返れば、石になり、もう動けなくなるのだ。

 切り開く、未知の光。新しい道を、一歩一歩歩んでゆく。

2010年2月18日 (木)

氷上の美

 バンクーバーオリンピックの映像の白、そして窓辺には白い雪がはらはらと舞い落ちている。

 冬の祭典は、どことなく、汗とは無縁の冷ややかな美しさに満ちている。でも、この舞台で光を浴びるまでの日々は、間違いなく、汗と涙の連続であることは間違いないだろう。

 中学、高校と陸上部に所属していた。振り返ると、いつも風と共に走っていて、陽光の真下のグラウンドの土煙が、ときおり、香ばしい思い出とともに、よみがえってくる。

 試合の緊張感や、雷管が鳴る瞬間の「無」とも「空」とも呼ぶときを、何度も経験したことは、詩を書くときの集中力につながっていて、生きることに、何一つ無駄なものはないのだな、と感じる。その時、その時、何かに夢中になって、自分のエネルギーを全部注いでやり遂げてきたことは、心の根底に刻まれていて、ことばにはならない励ましを与えてくれるように思う。

 競う、ということは、もちろん、他者との闘いであり、勝つものはメダルを手にする。でも、本当は、自分との闘いを、いくどもいくども繰り返しているのだと思う。目に見えるメダルよりも、己の手で心に輝くメダルをつかみ取ることが、生きる醍醐味かもしれない。

 速さ、美、輝かしい自分へと向かっていくオリンピック。

 人生そのものが、「自分」という素材を見つめて輝かせる、一夜限りの祭典なのだろう。

 ガンバレ! 日本!

2010年1月24日 (日)

銀の舞台

 銀色のスケートリンクの清々しさ。久しぶりにスケートを楽しんだ。

子供のころ、冬のスポーツといえば、スケートだった。野外スケート場には頻繁に足を運んだ。母が編んでくれた毛糸のケープや帽子をかぶって、丸く、くりぬかれた青空を、とおく眺めた。冷たい空気が頬をかすめるが、体は内側からほんのり温まり、飽きもせずに、くるくるとリンクを回り、風と対話した。ともだちとも、連れだってよく通った。手をつないで滑走しては、しりもちをついて笑った日々。甘いココアが、柔らかな幼年の記憶をやさしく包みこんでいる。

しばらく履いていなかったスケート靴も、一度リンクに立てば、自然に足が滑りだすものだ。子供のころ、体で覚えた感覚は、細胞にしみ込んでいて、簡単には忘れない。

リンクの中心では、フィギュアスケートの練習をする妖精のような女の子たちが、ジャンプやステップの練習をしていた。華やかな舞台の陰に、静かな試みの時があるのだな、とまぶしく眺めた。

それにしても、製氷され、きれいになったリンクに足を踏み込む瞬間のさわやかさは本当に、心躍る。

まるで、日々、少しずつたまってしまう心の澱が美しく拭われ、生きる呼吸が、すっと楽になるかのような。

一新されたリンク。晴れやかなぴかぴかの氷の美しさ。心の鏡はいつも、磨いていなくては。そんなメッセージが伝わってきた。

重くなったスケート靴を脱いで、外へでると、まぶしい青空がたかい。まろやかな日差しが、肩にゆっくりと落ちてきた。