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2011年3月27日 (日)

ドイツでは

 ドイツでは、ベルリン、ハンブルグ、など、国内4都市で、原発の運転中止を求める数万人規模のデモが起こっている。

 今、日本人は何を思っているだろう?

 人間の力が生み出した原子力。

 しかし、創り出したものが壊れた今、なすすべもなく、事態は深刻な局面を迎えている。

 放射性物質ラジウムを発見したキュリー夫妻。夫、ピエール、キュりーは、「人類は自然の秘密を利用できるほど成熟しているだろうか?」と疑問を投げかけていた。

 残念ながら、答えは否、と言わざる負えないだろう。 

 原爆を経験し、放射能の恐ろしさを最も知っているはずの日本に起こった、今回の福島第一原発の事故は、人間の「忘却」と「奢り」の上に起こってしまった人災と考える以外はない。

 スティーブン・オカザキ監督のドキュメンタリー映画「ヒロシマ ナガサキ」(2007)の一場面を思い出す。

 1945年8月6日。

 この日付を、東京原宿竹下通りの若者は、「知らない」と答えた。

 娘の小学校の同級生の男の子たちは、

 「放射能なんて、怖くない、へっちゃらさ」と言っている。

 正しい歴史を知り、後世に伝えていくことの大切さ、無知の恐ろしさを感じる。

 震災から2週間、少し薄暗い街を行き交う人々。

 ひとりひとりに聞いてみたい。

 「原発は必要ですか?」と。

 

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