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2010年8月28日 (土)

大野一雄特集 現代詩手帖9月号

 現代詩手帖9月号、大野一雄特集、白石かずこの作品『不死鳥が住んでいる』に心惹かれた。

 先日、8月8日、相模原メイプルホールで行われた、詩とジャズのアニヴァーサリーで、大野一雄の魂と踊ったと、書かれている。

 舞台の上で、高らかな白石かずこの詩のリズムに合わせて、大野慶人の指人形が踊る。

 確かに、その傍らに、あやしくも、初々しく、手のひらを広げて、踊っている大野一雄の魂の気配、を感じた。声は、届き、広がる。

 目に見えないもの、死者たちの力が、ことばによって、現され、蘇る。

 “この世は たいしたことはない”と

 おっしゃりようだし トランペットをきくと

 急に 立ちあがろうと 空をつかむそぶり

 大野一雄は 八月八日相模原メイプルホール

 で 久しぶり踊られた 不死鳥になり

                 白石かずこ『不死鳥が住んでいる』

 あの時、あの瞬間、を共有できた、幸運に感謝。

 大野一雄の魂よ。どうか、安らかに。

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