どうして アフリカ?
先日、アフリカン・フェスタ2010の、アフリカ子どもの本プロジェクトのブースで、さくまゆみこ先生のノンフィクションエッセイを購入した。
『どうしてアフリカ? どうして図書館?』さくまゆみこ著(あかね書房)を読むと、帯に書かれてあるように、「行ってみなければ本当のことはわからない!」、実体験から得られる、アフリカという国の多様な一面が、垣間見られ、エンザロ村に図書館ができるプロセスが、生き生きと描かれている。
あとがきに、「どうして図書館なの?」と、アフリカにNGOとして関わるなら、食糧や医療の援助を、と思う方たちから質問されるという。さくま先生は、こう書かれている。
「たしかに生きていくためには食糧や医療の援助が必要です。でも、生物的に生きるだけではなく人間として生きるためには、物語や本も必要だと私は思っています。識字のためでだけではなく、世界を広げるためにも。」
そう、世界を広げ、精神を豊かに育み、より人間らしく生きるために、本は大切な役割をになっているのだ。
「どうして アフリカ?」という質問。私自身の心へも問いかけてみる。
きっと、それは、「行ってみなければ、本当のことはわからない!」のだろう!
瞳を閉じると、赤土の大地が見える、
行こう! アフリカ!
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