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2009年10月 6日 (火)

付箋は鍬

ページに付けられた付箋は、内部を耕す鍬。

色とりどりの付箋が、日々の読書の足跡を現す。

「ことば」に立ち止まる瞬間、それは新しい世界の開拓への糸口だ。

日常の流れを食い止めるように、そっとページをめくる。

「新しい詩の世界を開拓するにあたっては、膨大なエネルギーと、向う見ずな自負を必要とする。当然のことながら、新しさだけに詩の凝結を求めていると、まもなく枯渇の危機に直面する。そして、この危機を超克できるものだけが、真の詩人として生き残るのだ。」

                       『イタリアの詩人たち』(須賀敦子著、青土社)

鋼のように胸を打つことば。枯渇と超克。リアリティにあふれる、書くことの現実。

いくつもの壁を乗り越え、詩は真に詩となり、詩人は真に詩人となるのだろう。

繰り返し、読む。耕す。読む。耕す。

内部に走る痛みとともに、やわらかな光を、額に感じながら。

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